脱☆年下系男子





 あたしは大声で断った。



「……ほんとーにそうなのかなぁ?」


 挑発するように言う渉君にムカついて、また叫ぶ。


「そ、そうだもん!絶対絶対、好きにならないもん!中学生のガキは」


「……っせー」



 渉くんは少しあたしを睨んだ。



「じゃ、バイバイ」


「え、待てよ。送るっ!」



 あたしが改めて帰ろうとすると、渉くんはあたしを追って来た。



「子供に送らせるかっての。日が暮れない内に帰りなさい」



 そう少しからかうと、渉くんは怒りながらあたしについてきた。


「僕も男だし。好きな人くらい送りたい」


「え」


 なにその、さらっと告白。



 顔が火照っていくあたしを見ると、渉くんは意地悪そうに微笑んだ。


「どっちが子供だか」


「う、うるさーいっ!」



 あたしは隣にいる渉くんの頭をぐしゃっとした。


「やめろって」