脱☆年下系男子





「……そっか、ふぅーん」


 その言葉を聞くと、渉くんは少し俯いて呟くように言った。




「……でも、僕は諦めようとは思わないよ」



 けれど、少し俯いた顔を上げて、また真剣な眼差しで言う渉くん。



「……し、らないわよ、そんなことっ」


 あたしは、鞄を持ってブランコから立ち上がった。



「じゃ、じゃあね」


 あたしは、そのまま帰ろうとした。

 でも、渉くんに制服を掴まれてしまった。



「ねぇ、ルリちゃん」


「何?帰りたいんだけど」


 あたしはほんの少し渉くんを睨んだ。

 肩を貸して泣かせてくれたけど、意地っ張りなあたしはこう言うしかないんだ。



「僕と、付き合ってくれない?」


「……は?」


 意味分からない言葉を満面の笑みで言う渉くん。



「あたし……好きにならないって言ったじゃん」


「だから、攻めようと思って♪」



 いや、可愛く言っても意味ないし。


 ってか、その笑みは意地悪にしか見えない。


 からかうなぁぁっ!



「あたし、年下に興味ないんで!」