脱☆年下系男子









「んっ……ちょ……しょ、うくぅんっ……」



 キスが深くなってきて、我慢できなくなったあたしは、渉くんの胸をドンドンと叩いた。


 でも、びくともしない体。



 中学生ってこんなに強いっけ……?



 けれど、すぐに渉くんはあたしから離れた。




「……はぁ……な、んで」


「……そんなの、ルリちゃんが好きだからに決まってんじゃん」




 ……あ、そう。


「……でも、こんなことしたって好きにはならないからっ!」




 あたしは唇を拭いながら言った。



「……それ、本心?」


 渉くんは真剣そうに聞いてきた。



 確かにドキドキした。

 少し……離れたくないって思った。


 けど、それは恋愛系じゃないはず!



「あ、当たり前!好きなわけないじゃん」



 でも、何故?


 なんで、セリフ噛んじゃうの?

 なんで、心がモヤモヤするの?