「んっ……ちょ……しょ、うくぅんっ……」
キスが深くなってきて、我慢できなくなったあたしは、渉くんの胸をドンドンと叩いた。
でも、びくともしない体。
中学生ってこんなに強いっけ……?
けれど、すぐに渉くんはあたしから離れた。
「……はぁ……な、んで」
「……そんなの、ルリちゃんが好きだからに決まってんじゃん」
……あ、そう。
「……でも、こんなことしたって好きにはならないからっ!」
あたしは唇を拭いながら言った。
「……それ、本心?」
渉くんは真剣そうに聞いてきた。
確かにドキドキした。
少し……離れたくないって思った。
けど、それは恋愛系じゃないはず!
「あ、当たり前!好きなわけないじゃん」
でも、何故?
なんで、セリフ噛んじゃうの?
なんで、心がモヤモヤするの?


