あたしは、そう笑うしかなかった。 親友……。 「和葉……ありがとう」 「え?あ、どういたしまして」 和葉はニッコリと笑った。 温かい笑顔だった。 「お姉ちゃん!」 今度は、学校の外から声が聞こえてきた。 「悠夢……?」 あたしは渉くんを避けて、声のした方を見る。 そこには、悠夢と悠空ちゃんがいた。 悠夢があたしに近づいてくる。 けど、あたしじゃなくて、渉くんの目の前に立った。 「……滝野くん、あたしね、ずっと好きだったよ。滝野くんが」 「え……」 渉くんは驚いた。