「……!」
あたしは驚いて、固まった。
泣いちゃったことも、忘れて。
「ルリちゃん。俺、ルリちゃんが好きだよ。……誰よりも」
ああ、もう無理だ。
好きって気持ちが、大きく膨らんでいく。
止まらない、溢れてしまっている。
「渉くん……っ」
渉くんは、あたしの涙を拭った手であたしの顔を優しく持ち上げる。
今、初めて気づいた。
会ったばかりの頃は背が低かったのに、ほんの少し伸びてる。
あたしより、少し背が高い。
渉くんは、優しく微笑んだ。
「ルリちゃん」
渉くんはそう言うと、あたしを抱きしめた。
気持ちと並行して、涙が溢れ出る。
あたしも、渉くんを抱きしめ返す。


