「あ、じゃあ」
あたしは少し頭を下げた。
「うん、じゃあまた」
「頑張れー!」
優しい二人に微笑むと、また頭を下げて、下駄箱に歩いて行った。
「おしっ!失恋した同士、パーッとはっちゃけようぜ!」
「はあ?風と?嫌だね、男だけなんて寂し過ぎだし」
そんな声が後ろから聞こえて、あたしはまた、小さく笑った。
校門の前まで来て、あたしは顔をパンッと1回叩いた。
渉くんの家に行く道は、多分……覚えてるだろう。
「よし、行くか!」
あたしは校門を出ようと、右足を出した。
その時、
「ルリちゃん!!」
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