脱☆年下系男子






 和葉にも、本当のこと言わないとなぁ。



「あのね、全部誤解だったみたい。」


「誤解?」


「うん…悠夢は、渉くんが好きだったの。で、キスした」


「……そうだったんだ」



 和葉は俯く。


「だからね、渉くんは浮気してたわけじゃなかったんだ。……今日、謝りに行こうと思う」


 あたしは鞄を持つ手に力を込めた。



「……そう。やっぱり、あんたらは運命だね」


 和葉は顔を上げてあたしを見ると、微笑んだ。



「……そう、かな?」


「うん、周りの人達は全員、そう思ってるよ。あんたら、赤い糸ってヤツで繋がってるみたいなんだもん」



 赤い糸……。


 なんだか、照れるな。



「おい、顔赤くすんな」


 和葉はあたしの頭を軽く叩く。


「いたっ!ひっどぉー!」


 あたしは和葉を睨む。


 和葉は「ヤバい」という顔をして、走り出した。


 あたしは和葉を追いかけて行った。