脱☆年下系男子






「は、はあ!?」


 あたしは驚く。


 そんなの、絶対無理!



「顔真っ赤ー(笑)ほら……やっぱり好きなんじゃん。瑠梨姉、自分に素直になりなって」


 悠空ちゃんは立ち上がった。



「大丈夫、滝野くんマジでキモいくらい瑠梨姉に惚れてるから!」


「キモいって……」


「滝野くんすごいモテるんだよ?」


「そ、そうなんだ……」


 あたしの知らない渉くんの話に、興味を持つ。



「けど、瑠梨姉LOVE過ぎて、少しずつファンが減っていってるんだ」



 ……ファンが減るって、なにをしてるんだろう?渉くんは。


 なんて思いながら、あたしも立ち上がる。



「ファンが減ってるのに、その上瑠梨姉にフラれたら本当、可哀相過ぎるからね?」


 悠空ちゃんはくすくすと笑う。


 そして、玄関のドアに手を掛けた。



「もう帰るね?滝野くんと関係、修復しなよ?可哀相だから!」


 ドアを開けながら、悠空ちゃんはそう言って笑った。


 あたしも笑った。


 でも悠空ちゃんは真面目な顔になると、


「悠夢と話し合わなかったら、許さないから!」

 と、言ってまた笑顔になってピースした。