脱☆年下系男子






 普通、そんなことできないよ。


 殴られてるのに、なんで強気でいられるんだろうか。



 なにかあるのかな?

 ……渉くんにも。



 いや、違う。

 だって、あんなことを平気で出来るんだもん。


 あたしの勘違いだよ。


 やだなぁ。

 まだ渉くんを信じてる。





「畑……俺はお前と付き合うとか、そんな気はないよ。あの時は怒ってたから、そう言ったんだけど……。だから、安心して」


 そう言った守先輩に、あたしは首を何度も縦に振った。


 すると守先輩は、


「俺の中でケリ、ついてるから」

 と、言って笑った。




「……ありがとうございます」


 あたしはそう言って笑った。


 忘れよう、渉くんのことは。



 心配してくれてる人達がいてくれたら、それでいいや。





 あたしと守先輩と三尾先輩は、顔を見合わせて笑った。