脱☆年下系男子







 ただ、俺にはこいつらを見守る権利があると思うんだ。


 二人がピンチの時は助ける権利……いや、義務みたいなものを感じてる。



 だから、俺は二人を応援する。


 俺、思うんだよ。




「畑……俺はお前と付き合うとか、そんな気はないよ。あの時は怒ってたから、そう言ったんだけど……。だから、安心して」


 畑は、首を縦に何度も振った。



「俺の中でケリ、ついてるから」


 そう言って俺は、笑った。




 畑、お前はこの話を聞いてどう思った?


 なぁ、渉のこともう1回考えてくれないか?

 1回だけでいいから。



 俺は渉の兄だから、そう思う。


 あいつはやっぱり子供だ。

 人の心の痛みをそこまで分かってない。


 けど、して良いことと悪いことの区別はついてるはずだ。

 好きな人を傷つけるようなことはしないはずだ。



 あいつは、周りから見たら最低な奴なんだけど、俺は信じてるんだ。


 ずっと一緒だったから。

 あいつが生まれた時から、ずっと一緒だったから。


 俺は何を言われようと信じてる。

 俺が見てきた、純粋でバカみたいに素直なあいつを。