脱☆年下系男子










 ~守side~






「……なんだ、あれ」


 隣で風が驚いている。


 風だけじゃない。

 俺も、周りの奴らもだ。


 だって、畑が渉を平手打ちしたからだ。



「彼氏が浮気らしいよー」


「ってか、あれ、あの子の彼氏なんだ……」


「中学生じゃーん」


「ガキに浮気されるとか……」



 そんな会話が聞こえてきた。


 風も聞いてたのか、俺を見て睨んだ。

 いや、俺がなにかしたのではなく、俺に「手を出すな」と言ってるんだろう。

 睨むことで、俺を止めているのだ。



「分かってるよ」


 俺はそう呟いた。


 正直、すげぇムカついた。

 話してたのは女だったけど、殴ってやりたかった。