「三尾先輩……汗臭い」 「うるせぇ!」 「あはは、可哀相」 あたしはしばらくして泣き止んだ。 守先輩はあたしの頭を撫でながら笑った。 「畑。俺ら、見たんだよ。渉と言い合ってるの」 守先輩は話し出した。 三尾先輩はあたしを抱きしめる腕を緩めた。 あたしはそっと三尾先輩から離れる。 これは、あたしが帰った後の話。