「風!」
あるコンビニの前で、守先輩が立っていた。
守先輩は三尾先輩に気付くと、走って寄ってきた。
「おぅ!泣き虫ちゃん連れてきたよー」
なんて、笑顔で言う三尾先輩と違って、あたしは走ったから息を乱している。
「も、もう泣いてませんから!」
そう言いながら顔を上げると、守先輩の悲しそうな顔が目に映った。
「守先輩……」
「あ、畑……」
守先輩はあたしを見て焦った。
そして、あたしの腕を掴む。
「えっ!?」
「………」
あたしは驚きながら、守先輩を見た。
守先輩はただ、あたしをじっと見つめた。
そして、
「…良かったーー!」


