脱☆年下系男子

















「風!」


 あるコンビニの前で、守先輩が立っていた。

 守先輩は三尾先輩に気付くと、走って寄ってきた。


「おぅ!泣き虫ちゃん連れてきたよー」


 なんて、笑顔で言う三尾先輩と違って、あたしは走ったから息を乱している。



「も、もう泣いてませんから!」


 そう言いながら顔を上げると、守先輩の悲しそうな顔が目に映った。




「守先輩……」


「あ、畑……」



 守先輩はあたしを見て焦った。


 そして、あたしの腕を掴む。



「えっ!?」


「………」



 あたしは驚きながら、守先輩を見た。


 守先輩はただ、あたしをじっと見つめた。



 そして、




「…良かったーー!」