ただ真っ直ぐ渉くんと悠夢を見つめるあたし。
悠夢はにこにこ笑ってる。
渉くんは……
「ルリちゃん……」
あたしに近寄る。
「来ないで!!」
あたしはやっと下を向いて叫ぶ。
渉くんの足が止まる。
中学生にもて遊ばれてるなんて、なんて恥ずかしいんだろうか。
あたし、本当バカだなぁ。
「渉くん、最低だね」
「え?あ、いや違っ」
「あのさ、遊び相手に否定なんてしなくていいんだよ?あたしが醜いじゃない」
「えっ……」
あたしは唇を噛み締めた。
「ちょっと待って、ルリちゃん誤解してる……」
「どこが?キスしてんの嘘だっていうの?勘違いだって?あたし、そんなバカじゃないよ」
「………っ」


