脱☆年下系男子







 ただ真っ直ぐ渉くんと悠夢を見つめるあたし。


 悠夢はにこにこ笑ってる。


 渉くんは……

「ルリちゃん……」


 あたしに近寄る。



「来ないで!!」


 あたしはやっと下を向いて叫ぶ。


 渉くんの足が止まる。




 中学生にもて遊ばれてるなんて、なんて恥ずかしいんだろうか。


 あたし、本当バカだなぁ。







「渉くん、最低だね」


「え?あ、いや違っ」


「あのさ、遊び相手に否定なんてしなくていいんだよ?あたしが醜いじゃない」


「えっ……」


 あたしは唇を噛み締めた。





「ちょっと待って、ルリちゃん誤解してる……」


「どこが?キスしてんの嘘だっていうの?勘違いだって?あたし、そんなバカじゃないよ」


「………っ」