脱☆年下系男子






 いや、いいの。


 当たり前だ。

 こんなことくらいで、凹まない。


 けど、けど……



 泣いちゃいそうだよ。


 なんでかな?






 知りたくない、怖い。

 そう思ってた。


 だから、悠夢に当たることが出来なかった。


 でも、もしかしたらこういうことだと感じ取っていたのかもしれない。

 だから、当たれなかったのかもしれない。



 全てのピースが繋がった時、こういう絵が完成した。


 彼氏とキスする妹を見つめる……あたし。





 思考は再開しても、まだあたしの目の前はキスしたまんま。


 もう、渉くんから悠夢は離れてるんだけど。

 渉くんは、あたしに気付いて驚いたような顔をしてるけど。




「瑠梨ーー?どしたー?」


 和葉があたしに駆け寄ってきた。