いや、いいの。
当たり前だ。
こんなことくらいで、凹まない。
けど、けど……
泣いちゃいそうだよ。
なんでかな?
知りたくない、怖い。
そう思ってた。
だから、悠夢に当たることが出来なかった。
でも、もしかしたらこういうことだと感じ取っていたのかもしれない。
だから、当たれなかったのかもしれない。
全てのピースが繋がった時、こういう絵が完成した。
彼氏とキスする妹を見つめる……あたし。
思考は再開しても、まだあたしの目の前はキスしたまんま。
もう、渉くんから悠夢は離れてるんだけど。
渉くんは、あたしに気付いて驚いたような顔をしてるけど。
「瑠梨ーー?どしたー?」
和葉があたしに駆け寄ってきた。


