驚いた。 ううん、それ以上だ。 渉くんは、ちゃんとそこにいた。 でも、隣に…… 悠夢がいた。 渉くんは悠夢の方を向いてなにかを話してる。 門の端にある壁に寄りかかってるから、あたしのことは見えてないようだ。 あたしとの距離は5mくらいかな。 でも、悠夢はあたしに気付いたようで、あたしをちらっと見ると微笑んだ。 あたしの背中に悪寒が走る。 だって、その笑みが怖かったから。 次の瞬間、悠夢は渉くんに抱きつきながら…… キスを、した。