脱☆年下系男子







 あたし、話してたっけ?


 ううん、そんなことはない。



 じゃあ、独り言で言ってたのかな?


 うーん……覚えがないんだけど。



 誰かに聞いた、とか?





 あ、ちなみに和葉は悠夢と知り合いである。

 あたしと悠空ちゃんほどではないけれど、仲がいい。





「なんで知ってるの?」


「あー、いやぁ」


 そう言葉を濁らせた後、和葉は何かを決めた様に言う。



「本当は、瑠梨から聞くまで待つ気だったんだけどさ……」


 和葉はあたしを見る。


「なにかあるなぁと思ってたのね、あたし。瑠梨も知ってるでしょ?あたし、1回瑠梨に聞いたし」


「うん」


「最初は彼氏くんのことかなって思ったけど、普通に一緒に帰ってたし、仲良さそうだったから違うなぁって。じゃあなにかなって思ったら、やっぱり悠夢ちゃんかなって」



 あたしは驚いた。


 和葉は分かってた。


 知ってたんじゃない、分かってたんだ。