「お待たせー」
和葉があたしに近づく。
「行こうか」
「うん」
和葉とは家が同じ方向なんだけど、渉くんと帰るようになってからは帰らないようになった。
久しぶりに一緒に帰ってみようかな?
「和葉、今日一緒に帰らない?」
やっぱり、和葉には……。
心配してくれてる和葉には、言いたい。
あたしの悩んでること……悠夢のことを。
「え?でも、彼氏くんが……」
「いいの、今日は和葉に話があるから」
「え、なにその不穏な感じ。あたし、なんかした?」
和葉が焦りながらあたしを見る。
その姿につい、笑ってしまう。
「ううん、違う。ほら、最近あたし変だったでしょ?そのことについて」
「あぁ、悠夢ちゃんとのことか」
和葉はさらっと言った後、ヤバいという顔をした。
え?
なんで知ってるの?


