和葉はそんなあたしに1回だけ、なにかあったのかと聞いてきたけれど、あたしは軽く笑って強がった。
和葉にはそれが強がりだと分かることは知ってる。
けど、心配させたくなかったんだ。
和葉は、もうあたしに何も聞くことはなかった。
話を聞いてない時は、軽く頭を叩いた。
それだけだった。
……にしても、今日のあの一言は気になる。
どうでもいい、だなんて。
なんであんなことを言ったんだろう?
そう思っていたら、放課後が来ていた。
「……もう放課後かぁ」
何故だろう、いつもより終わるのが早く感じる。
「和葉ー、下まで行こう」
「うんー!ちょっと待って」
和葉は鞄から何かを出した。
……鍵だ。


