「悠夢、お姉ちゃんなにかしちゃったのかなぁ……」 返事は相変わらずない。 「ねぇ、悠夢。話して……?あたし」 そこまで言って、あたしは言葉に詰まる。 ダメ。言え、あたし。 ちゃんと聞かないと分かんないじゃない。 怖いとかじゃないよ、そんなの言ってる場合じゃない。 あたしは、お姉ちゃんなんだから。 でも、どうしても言葉が出てこない。 「……悠夢」 あたしはそれだけ言うと、自分の部屋に入った。 「ふぇっ……うぅ………」 隣からそんな声が聞こえて、あたしは涙を静かに流した。