脱☆年下系男子





 渉くんが不思議そうに言う。



 あたしは渉くんの方を見る。


 でも、一瞬だけ見えた。

 悠夢の肩がビクッと震えたのが。



 あたしはそれが気になって、悠夢をまた見る。



「ほら、行こう?」


 さっきとは違い、動かない悠夢を悠空ちゃんが店を出るように言っている。



 渉くんはあたしの手首を掴むと、そのまま悠夢達に近づく。





「あ……」


 悠空ちゃんがマズイという顔をした。


 悠夢はその声に何かを悟ったように、振り返り、渉くんを見た。




「久しぶり」


 そう、渉くんは言う。



「あ、うん……」


 悠夢は目を泳がせながら答える。


 悠空ちゃんは少し下を向いている。




 ……え?

 なんなの、この状況?


 二人って知り合いだったの?