渉くんが不思議そうに言う。
あたしは渉くんの方を見る。
でも、一瞬だけ見えた。
悠夢の肩がビクッと震えたのが。
あたしはそれが気になって、悠夢をまた見る。
「ほら、行こう?」
さっきとは違い、動かない悠夢を悠空ちゃんが店を出るように言っている。
渉くんはあたしの手首を掴むと、そのまま悠夢達に近づく。
「あ……」
悠空ちゃんがマズイという顔をした。
悠夢はその声に何かを悟ったように、振り返り、渉くんを見た。
「久しぶり」
そう、渉くんは言う。
「あ、うん……」
悠夢は目を泳がせながら答える。
悠空ちゃんは少し下を向いている。
……え?
なんなの、この状況?
二人って知り合いだったの?


