「……お姉ちゃん、あたし達もう行くね?」 「え?ああ、うん」 悠夢は少し焦りながら言う。 「悠空、いこっ」 「うん……」 二人は店を出て行こうとする。 そこに、 「お待たせ」 と、渉くんが現れた。 「あ、渉くん」 あたしは悠夢から渉くんに視線を移す。 「悠夢……」 近くで悠空ちゃんの心配するような声が聞こえる。 あたしは、また悠夢の方を見た。 悠夢は止まっている。 なにか……あったのかな? 「帰るの?あの子ら」 「え?」