脱☆年下系男子






「え?あ、いや……」


 渉くんはあたしを見ると、アクセを奪った。




「え、ちょ」


「別に妹と使うとしても、払うから」


「でも!」



 あたしが断ると、渉くんは笑って、


「いいの」

 と、言った。




 あたしはレジに向かう渉くんを追う。


 すると、渉くんは振り返ってあたしを見ると、


「妹と話して来たら?俺は大丈夫だし」


「あ、うん……ありがとう」



 あたしは悠夢の居るところに走って行った。




「おかえりー!あれ?アクセは?」


 悠夢は不思議そうに首を傾げた。



「ああ、彼氏が……」


「彼氏?……あぁ」


 悠夢はなにか納得したみたいだった。


 まあ、あたし今デート中だしね。