「いいって」
悠夢は断るけど、あたしはお姉ちゃんなんだし、買うのはもちろんあたしだよね。
「あ、ありがとう」
「ううん!」
あたしはレジに向かう。
「どうしたの」
と、声が聞こえて、突然あたしの腕が掴まれる。
「あ、渉くん」
「もう決めたの?俺が払うよ」
「あっ、いいよ!妹と使うし」
「妹?」
「うん、さっき会って」
あたしは悠夢の方を見る。
渉くんも同じように、悠夢がいる方を見た。
「……あれ?」
「うん。右の子があたしの妹の悠夢で、左の子がその友達の悠空ちゃん」
「………」
渉くんは悠夢を見ると、固まった。
「どうしたの?」


