脱☆年下系男子







「ここ」


「ふーん、可愛いじゃん」


「うん。……入る?」


「もちろん」



 渉くんは、なんの躊躇もせずに入って行った。

 あたしも後を追って入っていく。





「うわぁー……可愛い、これ!」


 あたしはすぐに目の前にあるアクセに手を伸ばした。


「これがいい!」

 そんな声が聞こえてくる。


 そして、誰かと手が重なった。



「「あ、ごめんなさい」」


 そう言うタイミングも同じ。

 顔を上げるタイミングも同じ。



「「あ、」」


 と、また言うタイミングも同じ。



「悠夢!?」


「お姉ちゃん!?」



 目の前には、悠夢がいた。