脱☆年下系男子






「……どうしたの?行きたいところあるの?」


「え、あ、うん……でも、渉くんは嫌だと思う……」


「?言ってくれないと分かんねぇよ。嫌とかどうとかさ」


「うん……」



 あたしは渋る。


 渉くんは、そんなあたしを見てため息をつく。




「言ってよ。ね?」



 あたしはそれを聞くと、ゆっくりと口を開けた。


「あのね……今日可愛いアクセサリーショップ見つけたんだ。でも、渉くん嫌いでしょ?そういうとこ」


「ああ、まあ。でも、ルリちゃんが行きたいならいこ?どこ?」



 渉くんはそう言うと、あたしの手を掴む。

 そのまま歩き出そうとするけど、あたしは止まったまま。


「ルリちゃん?」


「渉くんが行きたくないなら行かない。二人が楽しめる所行こう」


 あたしは渉くんを真っ直ぐ見てそう言う。



「……じゃあ、」


 渉くんは笑顔になる。


 ……行きたいとこ、あったんだ。

 よかった、無理に行かせたくないもんね。


 渉くんは言う。



「ルリちゃんの言う、アクセサリーショップ行こうか」