脱☆年下系男子





 何急かしてんだ、この野郎。

 なんて、心の中でキレる。



「っていうか、渉くんって甘いもの好きそうなのにねー」


「大嫌い!なんか、気持ち悪い」


「お爺さんだ、渉くん」


「はあ!?ふざけんな」



 と、まあ言い合いになる。


 いつもと同じ。

 ……ようで少し違う。


 デート、恋人。

 その名前が、その関係が、あたし達を近づけている気がする。




 っていうか、渉くん甘いもの嫌いだったら、バレンタインどうするの……?


「渉くん、バレンタインどうしたらいい?」


「は?知らねー」


「そんなっ!」


 酷い&知らないとか意味分かんない!



「……まあ、ルリちゃん手作りのチョコなら食べてあげるけど」


「……じゃあ、超甘くするね?」


「それは勘弁」


「ふふふっ」



 渉くんの、さらっと言う甘い言葉が大好きだったりする。