何度も鏡見て、気にして。
悩んだり、ドキドキしたり、楽しみだったり。
そんな気持ちすら、無駄のような気がした。
渉くんが悪いんじゃない。
ただ、自分が恥ずかしい。
出来ることなら、家に帰って、最初からやり直したい。
「渉くん……あたし、変?」
「え?」
「あたしには似合ってない?」
「何が……?」
「可笑しいかな?」
「だから何の話……?」
「服だよ!!」
あたしは渉くんの手を振り払った。
渉くんは驚いたように固まる。
あたしは涙を流しながら、渉くんを見る。
「ねえ、この格好可愛くない?いっぱい悩んでさ、どうしたらいいかなって悩んでさ、楽しみで仕方なくて」
「え……」
「今も、ドキドキしてて。しょ、うくんに可愛いって思ってほしくて。だから、頑張ってオシャレしたの……」
でも、


