脱☆年下系男子





 何度も鏡見て、気にして。


 悩んだり、ドキドキしたり、楽しみだったり。

 そんな気持ちすら、無駄のような気がした。



 渉くんが悪いんじゃない。


 ただ、自分が恥ずかしい。

 出来ることなら、家に帰って、最初からやり直したい。





「渉くん……あたし、変?」


「え?」


「あたしには似合ってない?」


「何が……?」


「可笑しいかな?」


「だから何の話……?」


「服だよ!!」



 あたしは渉くんの手を振り払った。


 渉くんは驚いたように固まる。


 あたしは涙を流しながら、渉くんを見る。



「ねえ、この格好可愛くない?いっぱい悩んでさ、どうしたらいいかなって悩んでさ、楽しみで仕方なくて」


「え……」


「今も、ドキドキしてて。しょ、うくんに可愛いって思ってほしくて。だから、頑張ってオシャレしたの……」



 でも、