~悠夢side~
「お姉ちゃん、行っちゃったな」
きっと、お姉ちゃんは気づいてる。
あたしがおかしいこと。
あたし、本当に演技下手だな。
お姉ちゃんの携帯が鳴って、それが彼氏ってことに気付いて。
ただ、それだけ。
なのに、あんな焦っちゃって。
本当、お姉ちゃんには全部お見通しだ。
ただ、お姉ちゃんは知らない。
あたしがおかしい理由を。
現在、1時。
このままでいいの?
あたしは、お姉ちゃんに言わなくちゃいけないんじゃないかな?
あたしの胸の苦しみ。
お姉ちゃんに言わなくちゃいけない。
でも、怖い。
言わなくちゃいけないことだけど、知られたくない……なんて。
ねぇ、こんなのなしだよ……っ


