脱☆年下系男子








「キーンコーンカーンコーン」



 校舎にチャイムが鳴り響いた。



「「「さようなら」」」




 その言葉で、もう放課後。



 あたしは未だ暗い気分のまま、けれど一生懸命気分を上げていた。


「じゃあね、瑠梨」


「うん、また明日っ!バイバーイ」



 部活へ向かう和葉に手を振ると、あたしは下駄箱へと急いだ。



 あたしは部活には入ってないため、そのまま家に帰る。


 今日は早く帰って寝たかったから、あたしは早歩きをした。



「はぁ……」



 靴を履きながらため息をついた。



 もう誰もいないんだし、強がる必要はないよね。


 一気に力が抜けて、あたしの顔は曇りを増す。



 ……となると思い出すのは、たった一人のこと。



「……守、先輩っ……」