脱☆年下系男子





「悠夢ー?あんたねぇ」


「なーに?」



 絶対、殺す。

 という目を悠夢に向ける。


 悠夢は一瞬にして顔を強張らせ、すぐにコーンフレークを食べだした。



 お母さんに言うとか信じられない。

 だって、お母さんはそういうのすごい好きだから。


 お母さんはさっきとは別人の笑顔を見せる。

 あたしはそっちの方に恐怖を感じた。


「ねぇ、彼氏できたの!?年上?同い年?……あ、もしかして年下……」


「いや、お母さん」


「年下!」



 お母さんの輝いている目に焦っていると、ダイニングの方からそんな声が聞こえてきた。

 確かあそこには、悠夢が……?



 あたしは悠夢を見る。


 悠夢と目が合う。

 悠夢は「ヤバい」という顔をした後、またコーンフレークを食べ始めた。




 あいつめ……!



「年下ー?すごいわねぇ、モテモテ!」


 あぁ、誰か助けて……


 あたしは暴走気味のお母さんに大声で、


「だから!用意したいです!!」


 と言った。