脱☆年下系男子





「てかどこ行くのー?」


「分かんない。今日の帰りに言われたから」


「急だなー」


 悠夢は笑いながらバッグを服に合わせていく。



「じゃあ、どこ行ってもいいようにしないとね」


「うん」



 あたしは微笑みながら返事をした。


 ふとクローゼットに目を向けると、奥の方になにかあった。


「あれ、なんだろう」


 その〝なにか〟に気になったあたしはベッドから降りて、クローゼットに近づく。



「なにしてるのー?」


「なんかあるの」



 あたしは奥にあるなにかを手に取った。


「あ、」


 これ……


「どうしたの?」


 悠夢も、バッグ選びを止めてベッドを降りた。



「あたし、決めた」


 あたしはそのなにかを持って、悠夢の方を向いた。



「あ、お姉ちゃんそれ……」