脱☆年下系男子






 そして、候補の服以外をクローゼットのタンスにしまっていった。



「こんなにあったらよく分かんないよ。…まぁ、お姉ちゃんが焦ってたことは分かったけどね」


「っ!」



 悠夢は不敵な笑みを浮かべると、最後の一着をタンスにしまった。




「さーってと!お姉ちゃんが選んだのは……」


 候補の二着を見た悠夢は、固まった。



「え、なんかだめだった……?」


 そんな顔されたら怖くなってきちゃうよ……。


 悠夢の顔色を窺いながら聞いてみた。



「……ううん!びっくりしたよ!こんな可愛い服持ってたんだー!」


 悠夢はそう言って笑った。

 その明るい反応にあたしは安堵する。


 どうやら、悠夢はあたしの持ってる服を見て驚いたようだ。




「うーん、そうだなぁ……やっぱりこれかな」


 そう言って悠夢が指したのは、黄色い花が描かれたワンピースの方だった。


「や、やっぱり?」


「うん。そりゃあ、初デートなんだからね。」


「でもさ、なんか重くない?キメ過ぎっていうか……」


「えー?そうかなー……初デートなんだし良いと思うよ?」