そして、候補の服以外をクローゼットのタンスにしまっていった。
「こんなにあったらよく分かんないよ。…まぁ、お姉ちゃんが焦ってたことは分かったけどね」
「っ!」
悠夢は不敵な笑みを浮かべると、最後の一着をタンスにしまった。
「さーってと!お姉ちゃんが選んだのは……」
候補の二着を見た悠夢は、固まった。
「え、なんかだめだった……?」
そんな顔されたら怖くなってきちゃうよ……。
悠夢の顔色を窺いながら聞いてみた。
「……ううん!びっくりしたよ!こんな可愛い服持ってたんだー!」
悠夢はそう言って笑った。
その明るい反応にあたしは安堵する。
どうやら、悠夢はあたしの持ってる服を見て驚いたようだ。
「うーん、そうだなぁ……やっぱりこれかな」
そう言って悠夢が指したのは、黄色い花が描かれたワンピースの方だった。
「や、やっぱり?」
「うん。そりゃあ、初デートなんだからね。」
「でもさ、なんか重くない?キメ過ぎっていうか……」
「えー?そうかなー……初デートなんだし良いと思うよ?」


