「うわぁ、なにこれ」
部屋に入った悠夢は驚いた。
まあ、そうだろう。
だって、部屋の中は足の踏み場もないくらいの服でいっぱいだから。
あたしも知らなかったよ、こんなに服持ってたこと。
「あの、明日ね……」
「あぁ、デート?」
「え///」
悠夢は勘が鋭いのか、すぐに察した。
いきなり言うもんだから驚いたけど、あたしは咳払いすると、
「そうなの。で、迷ってて……」
「あぁ、なるほど。……えーっと、候補はあるの?まさかこの服全部とか……」
悠夢は恐ろしいというような目つきであたしを見た。
「まさか!!そんなわけないでしょ」
あたしは慌てて首を横に振った。
「だよねー、一瞬ビビったよ」
悠夢はそう言うと、適当に服を手に持ち、
「これ、候補じゃないよね?」
「あ、うん」
「じゃあ、クローゼットにしまう!!」
と言った。


