脱☆年下系男子





「明日ー」


 そう呟くと、見ている方向を渉くんから家に向けた。



「はぁ」


 疲れちゃって、思わずため息を吐く。



 明日はデートかぁ……


 デート………



「デート!?」



 もう何度目だろう、この単語を叫び、驚くのは。


 でも、冷静に考えても驚いてしまう。


 だってあたし達は付き合いたて。

 だから、明日が初デート。


 そう、初……



「初デート!?」




 また叫んでしまった。


 ここ、住宅街なんだけどね……。



 でも、いや、やっぱ、それは……


 初デートなんてめちゃくちゃ大事じゃん!

 なんであんなサラッと言えるかなぁ、渉くん!!



 あたしは急いで家に入って、自分の部屋に閉じ籠った。


 そして、部屋のクローゼットをすごい音をたてながら開く。