もう、超余裕じゃん。
そう、あたしはこんなの慣れっこでー……
「どうした?いきなりそんな大人ぶって」
内心、すっごく焦っているあたしを見透かすような渉くんの一言。
「あたしは大人よ?高2ですからー!」
あぁ、今ものすごく………
恥ずい。
なにやってんだ、あたし。
両手を空に向けて広げながら、そんなことを思う。
「……あっそ。じゃあ、明日ー」
渉くんは、一度あたしを引いた目で見た後、そんなことを言って背を向けた。
え、ちょい!
スルーしないでよ!!
なんか言ってくれないと、あたしが本当に可笑しい人になっちゃうんだってば!!
「ちょっと、渉くん!」
あたしは急いでもう歩き始めている渉くんの腕を掴んだ。
「んだよ、なんかお前変」
「それはあたしが一番分かってる!!」


