脱☆年下系男子





「あの……」


「……なに?」


 そんな偉そうに返事してもさぁ、渉くん?


「可愛いっ」


 恥ずかしいと思ってるの、バレバレだよ。




「……うるさいっ///」


「ふふふっ」


 あたしがからかったから渉くんが怒ったのが、面白くて笑ってしまった。


「……キモい」


「酷いなぁ」



 あたしも恥ずかしいけど、胸がくすぐったいんだけど、渉くんが可愛くて面白くて笑えてくる。



 そんなあたしを見て渉くんはちょっと拗ねながら、


「余裕なのも今だけ」


 と言った。




「へ?」


 あたしがそう言った時、あたしの指に渉くんの指が絡まった。


「え」

 あたしは右手を見る。



 見事に恋人繋ぎになっている手。