脱☆年下系男子








「あ、じゃあまた」


「うん、じゃあね」



 話が丁度終わった時に下駄箱に着いたあたし達は、そこで別れることになった。

 あたしは守先輩に手を振ると、笑顔で自分の靴箱に向かう。





「さよなら、俺の好きだった人」


 後ろからそんな声が聞こえた時、あたしの顔から笑顔が一瞬で消え、泣きそうになった。

 ぎゅっと唇を噛み締める。



 すごく悲しそうな声だった。

 想っててくれたのが感じられた。


 守先輩の気持ちが伝わってきていたその言葉は、何度も頭の中でリピートされる。



「……ありがとう、ござ、いました…」


 小さい声でそう言うと、靴を履いて校門へと歩いて行った。