脱☆年下系男子





 その姿に不純だけどドキドキしながら、あたしは何度も首を横に振った。






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「あー……やっぱりカッコいい……」


 これぞ〝先輩〟って感じ。



 昼休み、教室の端の方で和葉に言う。



「あー、はいはい。何十回も聞きました」


 あたしの言葉を適当に受け流す和葉。



 ちょっとムッとしながらも続ける。



「あれが、あたしの好きな先輩なんだよ」


 そう、あの姿こそ。

 あたしが好きな、先輩の外面(かお)。



「…………。」




 『人には外面ってもんがあるんだよ。』


 ふと、渉くんの言葉を思い出した。


 『……守だってそうだよ。』


 ……そうなのかな?


 本当に、あれは嘘なのかな?