「え、嘘」
「ホント、ホント」
はぁ……。
俺、やっぱりもうダメかも。
こんな心の中で言ったか分からないようじゃ、本当に。
「……お前がどうした?、だよ。なんか今日お前らしくない」
「だよなー……」
俺は今、すっげぇ落ち込んでるんだよ。
だから、俺らしくなくなるんだよ……。
でも、俺は男なわけですから?
こういうことを簡単に言ったりできないからな、うん。
だから、空を見ながら小さい声でそう言った。
「……本気で心配になって来たよ、俺。……あ」
風は、何かに気付いたように声を出した。
あ、分かってくれた?
さすが、俺の親友。
「なーるほど……。守、彼女出来たんだな!」
………。
「……はぁぁぁ」


