脱☆年下系男子






 ぼんやりとそんなことを考えている俺は、この世で一番暇なのかもしれない。




「結局負けたしなぁ」



 気づいてたんだよ、畑の気持ちくらいさ。


 でも、もしもって思ってたんだ。

 もしも渉のこと好きって気づいてないんだったら……


「俺にもチャンスあんじゃん……」

 とかさ。



 でも、もうタイムオーバー。


 畑が自分の気持ちに気付く前に俺を好きになれば……?

 こっちのもん、だろ?



 でも、俺を好きになる前に、あいつは自分の気持ちに気づいたんだ。


 だから、俺の計画は失敗。

 と、同時に俺と渉の勝負も決着が着いた。



 俺の、負け。



「やっぱり、卑怯な手を使うのはダメかぁ」



 恋愛の隙間みたいなやつ?をさ、上手く使って奪うなんて。

 最低極まりないからな。



 だからかな?


 なんか俺……。



「ガチャッ」