脱☆年下系男子





「……うっそー!?」



 少し間を空けた後、悠夢は驚いたように口を覆ってそう言った。





「ほ、本当」


 やっぱりヤバかったかな……?



「え、なに中?」


「私立だよ。えーっと、なんだっけなぁ……?」



 中学校の名前が思い浮かばないよ……(笑)




「えーっ!覚えてないのー?……あ、じゃあ、なんて名前?」


 悠夢は興味津々って感じで聞いてきた。



「あのね、滝野渉っていうんだけど……」



 モジモジしながらそう言う。


 しかし、悠夢からの返事は返ってこない。



 あたしは心配になって、固まる悠夢を見た。


「悠夢?どうし……」



 悠夢に手を伸ばし、肩に触ろうとしたら、悠夢がハッとした顔をして、あたしの手を振り払った。




「えっ」



 あまりに衝撃なことで、あたしは驚いてしまった。


 だって、悠夢にこんなことされたことがない。