脱☆年下系男子






「え……///」




 本当に悔しいや。


 中学生にこんなにドキドキさせられるなんて。




「……悔しいな。なんで、渉くんにはいつも負けちゃうんだろう……」


 ぽろっと口から出た言葉。


 本当の気持ちだったけど、知られたくなかったのに。

 渉くんと居ると、安心してしまうのかな?


 ……分かんないや。




「ふふっ、独り言にしては随分と大きいね」


「ちょ、そこはスルーしてよ……」



 恥ずかしさが増すように、だんだん声が小さくなってきた。




「でもさ、ルリちゃんも酷いよね。〝ツンデレ〟ってやつ?」


 渉くんが余裕そうに笑って言った。



「今の、絶対嫌味だよね。」


「うん」



 認めたな……




 あたしは少し渉くんを睨んだ。


 でもすぐに、渉くんと一緒に笑った。