脱☆年下系男子





「ふふっ、よくできました」


 渉くんは、あたしの頭を撫でた。


 それじゃあまるで、あたしが子供みたいじゃんか。



「なにそれ。……なんかムカつく!」


「はいはい、分かったから」


「あー、もう!」



 言えば言うほど、あたしがバカになっていってるみたいじゃん。

 すごいムカつくんだけど!



「ぜーったいに負けないからね!」


 あたしはベンチから立ち上がって渉くんを指さして言った。



「え、もう負けてるじゃんか。僕のこと、好きになったんでしょ?」


「うっ……それは言うなぁ!」



 なんだその、上から目線は!!



「あーあ、彼氏に対してそんなこと言うなんて……」



 ………………。


 …え、今、なんて言った?



 驚きすぎて、あたしは固まってしまった。



「どうしたの?」


「今、かかかかかか彼氏って言った?」