「あたし、最低、だった……ガキガキ言って。渉くんの気持ちも、考えずに」
ああ、なんでこんなに泣きそうになるんだろうか。
言いたいことは、まだまだ沢山あるのに。
「本当に、ガキ、なのは…あ、たしなの。あ、のね、ホントは……」
だめ、泣いちゃ。
こんな震えた声じゃ、あたしの想いがちゃんと届かないかもしれないのに。
そんな風に俯くあたしを宥めるように、いつの間にか隣に来ていた渉くんはあたしの頭を撫でた。
「しょ、くん……?」
わわっ///
こんな時なのに、ドキドキしているあたしって……!
とくん、とくん、とくん、とくん…………
そんな胸の音を聴きながら。
あたしは勇気を出して言う。
「ホントは、ただの強がりなの。」
「強がり?」
そう聞く渉くんの顔を一瞬見てから、あたしは再び俯いて話を続ける。
「そう。ガキって言ったのも、嫌いって言ったのも。本当はそんなこと思ってないよ……」


