脱☆年下系男子







「あたし、最低、だった……ガキガキ言って。渉くんの気持ちも、考えずに」



 ああ、なんでこんなに泣きそうになるんだろうか。


 言いたいことは、まだまだ沢山あるのに。



「本当に、ガキ、なのは…あ、たしなの。あ、のね、ホントは……」



 だめ、泣いちゃ。

 こんな震えた声じゃ、あたしの想いがちゃんと届かないかもしれないのに。



 そんな風に俯くあたしを宥めるように、いつの間にか隣に来ていた渉くんはあたしの頭を撫でた。




「しょ、くん……?」



 わわっ///


 こんな時なのに、ドキドキしているあたしって……!





 とくん、とくん、とくん、とくん…………


 そんな胸の音を聴きながら。



 あたしは勇気を出して言う。



「ホントは、ただの強がりなの。」


「強がり?」



 そう聞く渉くんの顔を一瞬見てから、あたしは再び俯いて話を続ける。


「そう。ガキって言ったのも、嫌いって言ったのも。本当はそんなこと思ってないよ……」