「ってか、渉くんもちょっとは外面被ったらどうよ?そしたらモテるんじゃない?」
「はあ!?っざけんなよ、誰がそんなめんどくさいことすんだよ!!」
「みんなのためにしたら!?」
いつの間にかケンカしてるあたし達。
ホント、中学生とケンカなんて子供過ぎじゃん、あたし。
「も、もういい。あたし家に入るから。あんた最低だね、失恋した人をからかうなんて」
「ちげーしっ……」
「どこが違うの?本気じゃないと思うけど、あたし、年下興味ないんで。特にこんなガキみたいなの」
そう言って、あたしは家に入って行った。
「なんなんだよ……」
渉くんはそう言って帰って行った。
「……バカじゃん、あたし。」
なにマジになってんの?
あんなガキの言うことなんて気にしなかったらいいのに。
「……うっ」
あたしは壁に寄りかかりながら崩れるように座った。
違う、当たってたんだ。
きっとあたしは守先輩なんて見てなかった。
恋に恋してただけだったんだ。


