脱☆年下系男子





「ってか、渉くんもちょっとは外面被ったらどうよ?そしたらモテるんじゃない?」


「はあ!?っざけんなよ、誰がそんなめんどくさいことすんだよ!!」


「みんなのためにしたら!?」




 いつの間にかケンカしてるあたし達。



 ホント、中学生とケンカなんて子供過ぎじゃん、あたし。



「も、もういい。あたし家に入るから。あんた最低だね、失恋した人をからかうなんて」


「ちげーしっ……」


「どこが違うの?本気じゃないと思うけど、あたし、年下興味ないんで。特にこんなガキみたいなの」



 そう言って、あたしは家に入って行った。



「なんなんだよ……」



 渉くんはそう言って帰って行った。




「……バカじゃん、あたし。」



 なにマジになってんの?


 あんなガキの言うことなんて気にしなかったらいいのに。



「……うっ」


 あたしは壁に寄りかかりながら崩れるように座った。




 違う、当たってたんだ。


 きっとあたしは守先輩なんて見てなかった。


 恋に恋してただけだったんだ。