脱☆年下系男子





「ねえ、渉くん。公園で話そう?」


 あたしは渉くんから離れて、そう言った。



 やっぱり、きちんと話したいもん。


「あ、うん」







 来た道を少し戻ると、公園があった。



 あたし達が何度か来ていたあの公園とは、少し違う。


 噴水とベンチがただあるだけの、大人な感じの公園。

 でも、少し活気がなくて寂しそうにも感じた。



 あたしは渉くんの後ろを歩きながら、公園内を見渡した。




「ん、どうぞ」


 丁度噴水に目を向けていた頃、渉くんがあたしに声を掛けた。

 パッとあたしは噴水から目を離して、渉くんを見た。




「あ、ありがと」


 渉くんが、手でベンチに座るように促したので、あたしはベンチに座った。


 渉くんも、あたしの隣に1人…いや、2人分くらい間を開けて座った。




 んー、なんだろう。


 すごい違和感。



 それは、いつも離れろってくらい渉くんがくっ付いていたからだろうか?


 いや、それもあるけれどきっと、普通でもおかしいと感じるはずだ。