脱☆年下系男子






 嬉しいような、驚いたような、怖くなったような。



 色んな感情が織り交ざる。





「え、おい。なんで泣いてんの?」


「あ、ごめっ……」





 目の前にいる渉くんは、あたしに心配そうに近づいてくる。



 その肩は、震えていた。

 それは、驚いたからだろうか。


 でも、息も荒い。


 もしかして、走ってた?




「渉くん、渉くんっ……」




 言いたいことはたくさんある。


 聞きたいことも。




 でも、言葉にならない。





「俺、このままじゃ嫌で……。昨日、守と帰ってたから邪魔かと思ったんだけど……」


 あたしは首を横に大きく振った。



「でも、どうしてもこのままじゃ嫌で。それで、学校終わってからそっちに行こうと思ったんだけど」