脱☆年下系男子






 でも、そんなあたしの声も聞かずに守先輩は柔らかく笑った。


 そして、あたしの頭を撫でた。




「しっかり伝えろよ、畑」


「あの……」




 守先輩はゆっくりとあたしの頭から手をどけ、また背を向けて自分の家へ歩き出した。




「え、ちょ……」



 すぐに守先輩を追いかけようと思ったが、あたしは驚いて立ち止まってしまった。








「あ………。」




 目の前にいる彼は、そう声を漏らした。


 あたしは驚きすぎて、顔を手で覆い、何故か涙まで出してしまった。




 嘘……。


 なんで、ここに?



 なにこれ?なにこれ?なにこれ?なにこれ?



 目の前の光景が信じられなかった。



 なんでここに?





 なんでここに、渉くんがいるの?