先輩の一言で胸に何か刺さったんだよ。
……多分、図星って名前だと思う。
だって、ただの言い訳なんだから。
「うぅーーーーっ」
「ははっ、何その声」
なんでだろうか?
なんでこの兄弟は、揃いに揃って口が達者なんだろうか。
そのおかげで、あたしはこうやって言葉にならない声を出すしかないんだから。
三歩ぐらい前を守先輩が歩く。
あたしはその時気が付いた。
あれ……?
先輩はあんなに普通に歩いているのに、あたしは少し小走りになってる。
でも、さっきはそんなことなかったよね?
………っていうことは。
先輩、あたしに合わせてくれてたのかな?
わーー、なんだか。
とってもとってもドキドキするんだけど///


