脱☆年下系男子





 先輩の一言で胸に何か刺さったんだよ。




 ……多分、図星って名前だと思う。


 だって、ただの言い訳なんだから。



「うぅーーーーっ」


「ははっ、何その声」



 なんでだろうか?

 なんでこの兄弟は、揃いに揃って口が達者なんだろうか。


 そのおかげで、あたしはこうやって言葉にならない声を出すしかないんだから。





 三歩ぐらい前を守先輩が歩く。


 あたしはその時気が付いた。




 あれ……?



 先輩はあんなに普通に歩いているのに、あたしは少し小走りになってる。


 でも、さっきはそんなことなかったよね?




 ………っていうことは。


 先輩、あたしに合わせてくれてたのかな?




 わーー、なんだか。



 とってもとってもドキドキするんだけど///